オムロン野洲事務所「ぼてじゃこの池」イチモンジタナゴ放流! 2016年4月10日 2016年4月8日のオムロン野洲事業所様の「ぼてじゃこの池」において、かねてから保全しているイチモンジタナゴの親魚を放流しました。今年度はビオトープの「ぼてじゃこの池」だけではなく、実験マスも用いて密度などの効果を実験的に観察していきます。 放流したイチモンジタナゴ。すでに産卵管が伸びた雌、婚姻色が出た雄が見られます。 タナゴの仲間はドブガイなどの二枚貝に卵を産みつけ、卵と小さな子ども(仔魚)は貝に守られて育ちます。また、二枚貝の子どもは魚に寄生して成長するため、繁殖にはタナゴと二枚貝、他の魚類とのつながりが重要です。近年、河川改修や外来魚の影響により生息数が激減しています。 放流した二枚貝。この中にタナゴが卵を産みます。 今回の放流では、社員の方々も積極的に参加してくださいました。イチモンジタナゴの保全も6年目を迎え、社員の皆様の知識や手つきもさながら研究者のようです。繁殖が成功する事を願いながら、今後も継続的に観察していきます。 雌雄の選別をする社員さん。専門家顔負けの手つきです。 弊社の新入社員も二枚貝をビオトープへ。大学院でタナゴの研究をしていたこともあり、手際が良く頼もしい!