2016年4月8日のオムロン野洲事業所様の「ぼてじゃこの池」において、
かねてから保全しているイチモンジタナゴの親魚を放流しました。
今年度はビオトープの「ぼてじゃこの池」だけではなく、
実験マスも用いて密度などの効果を実験的に観察していきます。
タナゴの仲間はドブガイなどの二枚貝に卵を産みつけ、
卵と小さな子ども(仔魚)は貝に守られて育ちます。
また、二枚貝の子どもは魚に寄生して成長するため、
繁殖にはタナゴと二枚貝、他の魚類とのつながりが重要です。
近年、河川改修や外来魚の影響により生息数が激減しています。
今回の放流では、社員の方々も積極的に参加してくださいました。
イチモンジタナゴの保全も6年目を迎え、
社員の皆様の知識や手つきもさながら研究者のようです。
繁殖が成功する事を願いながら、今後も継続的に観察していきます。
弊社の新入社員も二枚貝をビオトープへ。
大学院でタナゴの研究をしていたこともあり、手際が良く頼もしい!